第11回 内臓トレーニング講演会(名古屋) 「腎臓病治療の3つの区分」



◇第11回 名古屋講演会 
2015.7.25(土)13:30~16:30
名古屋国際センター ホール

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 当日は35度を越える暑さにもかかわらず、大勢の方々が参加された。講演中に、講師の話に大きく頷いたり、メモを取ったり、血液検査表をチェックしたりと、病気を自分で管理しようとする人が多く見受けられました。以下は、廣岡先生のお話の中からピックアップしてみました。


腎臓病の治療方法は大きく分けると3つに区分されるそうです。

第1は、死滅した腎臓に変わって、人工的に腎機能を保全する治療法(透析・腎移植)
第2は、病気の進行や症状を抑える薬物療法(降圧剤、利尿剤、吸着剤など)
第3は、患者自身による腎機能保全療法(食事療法、運動療法など)






 第1の治療法として透析と腎移植が挙げられます。将来、IPS細胞による治療法が加わるでしょう。いずれも全壊した腎臓に替わって人工的に腎機能を維持しようとするもので、現在の腎臓病治療の決定打といえましょう。しかし、これらの治療は代替医療であり、腎臓が壊れる原因を治していません。つまり、患者さんの腎臓の壊れた体内環境を改善していないので、どんなに新鮮で元気な腎臓を移植しても、数年後には移植した腎臓も壊れてしまい、再度の移植が必要になります。


 第2の治療法は、お医者さんによる薬物療法です。この治療法は更に2つに細分されます。1つ目は、症状の悪化を防止する治療で、降圧剤、尿酸値改善薬、血糖硬化剤、脂質代謝改善薬などを使用します。2つ目は、腎機能の代替をする治療で、利尿剤、増血剤、血液中に溜まった尿毒素やリン、カリウムの吸着剤、骨粗しょう症治療剤などを使用します。


 第3の治療法は、患者自身が生活の中で治療するものです。その一つは食事療法で、たんぱく質制限、塩分制限、カリウムやリン制限、カロリーコントロールなどがあります。
もう一つは、運動療法で、腎臓病を進行させないためには激しい運動を控え、症状にあった適切な運動を行うことです。


 以上のとおり、現在の腎臓病治療は、発症原因が分からない部分もあるため腎臓そのものを治していません。壊れた腎臓を出来るだけ長生きさせる治療をしているのです。その現状を踏まえると、患者さん自身が、生活の中で病気を進行させないようにすることが大切であることを、ご理解いただけたのではないでしょうか。




【参加された方の感想】



充分理解できました。また廣岡先生の予防医学に対する姿勢に同感です。私は79歳ですがおかげさまで薬は何も飲んでいません。(免疫のバランスをとる事の出来るサプリは飲んでいます)主人が仕事で講演を拝聴する事が出来ない為私が代理で行きました。平成22年頃からクレアチニンと尿素窒素の数値が高くなってきています。また、スライドを見せて頂いて脊柱管狭窄症も血流が良くなれば改善されるのではないかと思いました。会場に行き如何に病人が多いことかと圧倒されました。大変良い勉強をさせていただき有難うございました。腎臓と腰痛、前向きに検討させていただきます。

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自分なりに同トレーニングの有効性は理解できたと思っています。現在3か月おきに腎臓内科での検査数値をチェックしております。お話にもありましたように、年齢的にも数値が突然悪化進行することを心配しております。幸い、数値の異常が発覚(H26.12)して以来今のところほとんど変化はありません。7月13日検査値は以下の通りです。Cre.1.30 eGFR43.9 K4.1 BUN4.88 尿素窒素19.4 尿蛋白陰性 現状維持のため食事指導を受けています。 「不治の病」との烙印を押され、なんとなく気が重い日常ですが、講演会に出席させていただき、患者さんのためこの病と真摯に取り組み、少しでも改善させてあげようとする先生方のお姿に勇気をいただきました。また自分自身が主体になって取り組むことが一番大切なことだと改めて認識しました。

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私が慢性腎炎になった経緯は、33歳の時腰椎分離症手術を受け、その後蛋白尿が検出されて、仕事が営業職の為、接待飲食を定年まで続けていましたので、余計に悪化してしまったと思っています。現在75歳になり、飲酒は出来るだけ控えております。腎臓のデーターは、平成15年以降、クレアチニンが2.4、BUNが45前後、尿酸が7.5前後で推移してます。体調は特に問題なく、運動として(テニス4~7回、ゴルフ3~4回、その他散歩を4~5回/月)をしております。薬剤は血圧降下剤と球形吸着炭細粒を服用して今日に至っています。このまま維持が出来るのではないかと思っております。

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1.理解できました2.悩んではいません。いかにして自分で治すかをもとめています<br />
3.よい話をきけました4.内臓トレーニングは多いに役立つと思います

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腎臓病について、クレアチニン、尿素窒素、尿酸の違いは良くわかりました。しかし、講演会で聞きたかったのは、具体的な治療方法についてです。血流が大事だということはわかりましたが、クレアチニン値と運動との関連をもっと知りたかったです。最後に望月先生に質問をさせていただき、やや理解できたこともありましたが、もっと深く知りたかったです。講演後の少ない時間では難しいですね。食事療法も取り組み始めていますが、改善がみられないような場合は静岡にお伺いします。

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講演会自体はまともなことを言っているな、という印象で、過剰な期待を持たせるわけでもなく、自分の病気なのだから自分で主体的に向き合いなさい、とおっしゃっているような気がしました。

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